北朝鮮の核実験場で、大規模な崩落事故が起き多数の死者が発生したという報道について、韓国政府は1日、「確認されていない」との立場を示した。一方で、核実験周辺出身の脱北者に対して、放射線被曝の検査を進めていることを明らかにした。
テレビ朝日は30日、北朝鮮消息筋の話を引用して、咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)の核実験場の地下坑道工事中に崩落事故が起き、作業員と救助要員合わせて200人余りが死亡したと報じた。
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また、放射能漏れについては米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が以前から指摘していた。