しかも、当局は料金をしっかり徴収しようとする一方で、電気はまともに供給できないため、市民はソーラーパネルを買って電気を自給自足している。
(関連記事:北朝鮮の庶民の夢「ソーラーパネルを買って韓流ドラマを見たい」)その一方で、電気事業を管轄する地方政府の送配電部の職員は、トンジュ(金主、新興富裕層)からワイロを受け取り、工場向けの電気を横流しして小銭を儲けている。庶民から不満の声が上がるのは当然のことだろう。
(関連記事:北朝鮮では「電気まで横流し」 電力難を逆手に取ったビジネスとは?)当局の苦しい台所事情をうかがえるエピソードは他にもある。