米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、北朝鮮が3日に行った6回目の核実験の翌日の4日に撮影した衛星写真を分析した結果、核実験場周辺で広範囲に渡り山崩れが起きたと発表した。

38ノースは、商業衛星プラネット(Planet)が4日に咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)の核実験場周辺を撮影した衛星写真を分析した。その結果、核実験場のみならず、その周囲でも土砂崩れが発生したと指摘した。

また、核実験による地震で、地層が持ち上げられたと思われるとも指摘している。とくに標高2205メートルの強固な花崗岩地帯である万塔(マンタプ)山で、このような地形の変動が集中的に観測されたという。

38ノースはさらに、「北朝鮮がこれまでに実施した5回の実験のいずれよりも大規模で広範囲に及ぶ」と指摘した。しかし、写真の解像度が低いため、建物への被害などのダメージは確認できなかったとしている。

坑道が崩壊した場合、核実験場から放射性物質が外に漏れ出し、周囲を汚染する可能性がある。

環境汚染に神経を尖らせているのは中国だ。

核実験場から吉林省延辺朝鮮族自治州の州都延吉市までは200キロ、和龍市の南西部とはわずか80キロしか離れていないからだ。

延辺日報によると、環境保護省傘下の国家核安全局は、北朝鮮の核実験の直後の3日午前11時46分(中国時間)に2級警報を発令し、中朝国境地域の放射能環境緊急対応体系を稼働させた。また、3日の午後10時から、中朝国境地域に設置された観測所での観測を行ったが、すべての数値は正常だったと発表した。

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