両江道(リャンガンド)の情報筋によると、内閣の農業省は7月20日から8月10日までを草堆肥の生産期間と定め、農場員1人あたり30トンの堆肥を作ることを命じた。ここ数年と比べて、量が3倍に膨れ上がっている。
30トンの堆肥を作るには、300トンの雑草が必要だ。期間内にそれだけの堆肥を作るには、1日平均15トンもの雑草を刈らなければならない。草刈り機もトラックもないため、背負子で決められた場所まで運ぶしかない。
2009年に当局が指示した1人あたりの生産量は1トンで、生産期間は7月20日から8月30日だったことを考えると、今年の酷さが際立つ。
(関連記事:北朝鮮、草堆肥生産運動を開始)協同農場では、国の無茶ぶりの犠牲になる人が相次いでいる。