北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は12日、「梅雨対策を予見を持ってお立てになった」という記事を掲載した。その中身は次のようなものだ。
金日成主席はある協同農場の視察中に、カササギの巣が上向きではなく、横向きになっていることを理由に挙げて、「(今年は)大雨を伴った梅雨になりそうだ」とし、全国のすべての農場に大雨、強風、洪水対策を徹底するよう指示を下した。
やがて雨が降り出した。主席は、大雨は1日で止むとした研究機関の発表を信じず、数日続くと予見。改めて対策を取るように指示した。そのおかげで畑は被害を逃れ、豊作となった。
このエピソードの真偽は定かでないが、今の北朝鮮当局には雨を予見する能力はもちろん、対策を立てる能力すらないようだ。