北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、「4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)『火星14』型の試射に一度に成功した」としながら「総合的国力と戦略的地位は新しい高さに上がるようになった」と主張する論評を配信した。

論評は、「これは、朝鮮半島と地域の平和と安定を保障するうえで実に重大かつ特別な意義を持ち、反帝・反米対決戦でチュチェ朝鮮が成し遂げた偉大な勝利となる」と主張した。

また、「われわれを大陸間弾道ロケットの開発へ進ませた張本人はまさに、長々数十年間、われわれの自主権と生存権を抹殺するための時代錯誤の敵視政策に悪らつに執着してきた米国である」とICBMの発射を正当化した。

さらに、「米国はこれ以上、米本土全体がわれわれの打撃圏内に入っており、せん滅的報復打撃のあらゆる強力な手段がわれわれの手中にあるという現実に顔を背けても、誤って判断してもいけない」と述べた。

そのうえで、「朝鮮は、米国の対朝鮮敵視政策と核威嚇が根源的に一掃されない限り、いかなる場合にも核と弾道ロケットを協商のテーブルに置かないであろうし、すでに選択した核戦力強化の道からたった一寸も退かないであろう」と核・ミサイル開発を放棄しないという姿勢をアピールした。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

チュチェ朝鮮の不敗の国力を世界に誇示 朝鮮中央通信社論評

【平壌7月5日発朝鮮中央通信】朝鮮が4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型の試射に一度に成功した。

試射は、最大高角発射システムで行われ、周辺諸国の安全にいかなる否定的影響も与えなかった。

国家核戦力完成のための最終関門である大陸間弾道ロケット「火星14」型試射の一度の成功は、偉大な朝鮮労働党の新しい並進路線の旗印に従って非常に速いスピードで強化され、発展したチュチェ朝鮮の不敗の国力と強大無比の自立的国防工業の威力に対する一大誇示であり、世紀を継いで強力かつ威力ある国防力を渇望してきたわが共和国の歴史に特記すべき大慶事、特大出来事となる。

わが共和国が原爆、水爆と共に大陸間弾道ロケットまで保有することによって、わが祖国の総合的国力と戦略的地位は新しい高さに上がるようになった。

これは、朝鮮半島と地域の平和と安定を保障するうえで実に重大かつ特別な意義を持ち、反帝・反米対決戦でチュチェ朝鮮が成し遂げた偉大な勝利となる。

われわれは、敵対勢力のしつこい圧迫と制裁の中でも強力かつ威力ある核戦争抑止力をしっかり打ち固めておいたことについて当然な誇りと自負を持っている。

再び明白にしておくが、われわれを大陸間弾道ロケットの開発へ進ませた張本人はまさに、長々数十年間、われわれの自主権と生存権を抹殺するための時代錯誤の敵視政策に悪らつに執着してきた米国である。

わが共和国が米国の無分別な敵視策動と露骨な核威嚇に対応して自衛的核抑止力を保有し、強化してきたのは至極正当である。

この機会に、敵対勢力はわれわれの弾道ロケットが米国に実際に脅威になるかどうかをはっきり知ることになったであろう。

米国が頻繁にミサイル迎撃試験を行って米本土に向かって飛んでくるわれわれの大陸間弾道ロケットを迎撃すると虚勢を張っているが、無駄なことである。

米国はこれ以上、米本土全体がわれわれの打撃圏内に入っており、せん滅的報復打撃のあらゆる強力な手段がわれわれの手中にあるという現実に顔を背けても、誤って判断してもいけない。

こんにち、朝鮮に対する「最大の圧迫と関与」を唱えて誰それを試してみようとする米国の力の戦略は、われわれには絶対に通じない。

朝鮮は、米国の対朝鮮敵視政策と核威嚇が根源的に一掃されない限り、いかなる場合にも核と弾道ロケットを協商のテーブルに置かないであろうし、すでに選択した核戦力強化の道からたった一寸も退かないであろう。

米国が今日の朝鮮と相手するには何よりもまず、新しい考え方を持つべきであろう。

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