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このような不正が明るみに出たのは、おマヌケな事件がきっかけだ。

北朝鮮と平壌を結ぶ国際列車に乗っていたトンジュ(金主、新興富裕層)が、車内で酒に酔って暴れる事件を起こした。取り調べの過程で、このトンジュが人民病院の医師にワイロを渡し、「脊髄狭窄症で長期療養を要する」という内容の虚偽の診断書を作ってもらい、農村支援をサボっていたことが明らかになった。

さらに、役所から旅行証(旅行許可証)を受け取り、親戚訪問の名目で頻繁に中国に行っては、商品の買い付けを行っていた。通常、農村支援期間中の旅行証の発行はまず許可されない。

それだけではない。