北朝鮮の国際問題研究院軍縮研究所の研究者キム・ボクソン氏は11日、「通じない『砲艦外交』」と題する論評を発表。朝鮮中央通信が報じた。

論評は、米トランプ政権が、「共和国に対する前例のない軍事的圧迫と威嚇・恐喝に執着して朝鮮半島情勢を一触即発の戦争の瀬戸際に追い込んでいる」と指摘。

また、「原子力空母と原子力潜水艦を投入して虚勢を張るトランプの手口は去る各世紀に帝国主義列強が弱小国を銃砲で威嚇して自分らの強盗さながらの要求を押し付けるのに利用した『砲艦外交』を連想させている」と述べた。

つづけて、「朝鮮戦争以来、米国の『砲艦外交』が外れた国があったならば、唯一、朝鮮だけであると言える」としながら、「われわれに対する発砲が抜き差しならぬ破滅を招く災難になるということをはっきり悟り、今からでも無謀な戦争熱気を冷やし、力の論理を捨てるべきであろう」と強調した。

そのうえで、「地球上のどこにいる挑発者も無慈悲に打撃、掃滅することのできる自衛的核抑止力があるのでわれわれはびくともせず、先軍朝鮮は限りなく上昇一路をたどるであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮国際問題研究院軍縮研究所の研究者 共和国にはトランプの「砲艦外交」手口が通じない

【平壌5月11日発朝鮮中央通信】朝鮮国際問題研究院軍縮研究所の研究者キム・ボクソン氏が11日、「通じない『砲艦外交』」と題する論評を発表した。

論評は、米国のトランプ行政府が惨敗だけを繰り返してきた先任者らの対朝鮮敵視政策から教訓をくみ取る代わりに、共和国に対する前例のない軍事的圧迫と威嚇・恐喝に執着して朝鮮半島情勢を一触即発の戦争の瀬戸際に追い込んでいると糾弾した。

特に、原子力空母と原子力潜水艦を投入して虚勢を張るトランプの手口は去る各世紀に帝国主義列強が弱小国を銃砲で威嚇して自分らの強盗さながらの要求を押し付けるのに利用した「砲艦外交」を連想させていると比喩(ひゆ)した。

もちろん、米国は共和国を除いてかつて侵略戦争を挑発したり、相手を屈服させる目的を達成するために「砲艦外交」の手口で味も少なからずしめたと指摘した。

1962年10月のキューバ危機の時も、183隻の軍艦を動員して反キューバ侵略を企み、1964年にトンキン湾事件で北ベトナムを侵略するための口実を設ける時も軍艦を先頭に立たせたし、湾岸戦争とイラク戦争の時も艦隊を動員して侵略の目的を達成したと暴露した。

結局、朝鮮戦争以来、米国の「砲艦外交」が外れた国があったならば、唯一、朝鮮だけであると言えると主張した。

論評は、米国の「砲艦外交」が共和国に通じないのは朝鮮の軍隊と人民が卓越した領袖をいただき、不敗の自衛的軍事力を築いておいたからであるとし、次のように強調した。

過去、われわれに核がない時にさえも米国が「砲艦外交」によってもどうすることもできなかったのに、いわんや水爆に至るまで備えるものをすべて備えたこんにち、それがわれわれに通じないということはあまりにも自明である。

内部紛争によって疲れはてて、弱まるほど弱まった軟弱な国々に数発のミサイルを飛ばしたり、超大型爆弾を投下して威張るトランプ行政府に再度警告する。

われわれに対する発砲が抜き差しならぬ破滅を招く災難になるということをはっきり悟り、今からでも無謀な戦争熱気を冷やし、力の論理を捨てるべきであろう。

希世の天が賜った名将を高くいただき、名将の周りに千万の軍民が鉄桶のごとく結集した不敗の一心団結があり、地球上のどこにいる挑発者も無慈悲に打撃、掃滅することのできる自衛的核抑止力があるのでわれわれはびくともせず、先軍朝鮮は限りなく上昇一路をたどるであろう。

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