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太陽宮殿が金日成主席の官邸(錦繍山議事堂)だった頃から、一般人の往来は厳しく制限されており、昼夜を分かたず厳重な警備が行われていた。1995年には、通り沿いにあった地下鉄の光明(クァンミョン)駅が、太陽宮殿と繋がっているとの理由で閉鎖された。また、秘密警察である国家保衛省の関係者だけが住むマンションがあり、そこから地域住民の監視を行っていた。

さらに、近隣の金日成総合大学には、1972年に完成した22階建ての2号校舎があるが、太陽宮殿が見渡せる18階から上のフロアは教員と学生に使わせず、護衛司令部が監視指揮所として使ってきた。今回、古いマンションが取り壊され、タワーマンションが多数建てられたが、入居者のほとんどが、太陽宮殿の警備を担当する人民保安省(警察)、国家保衛省、護衛司令部の関係者とその家族だという。

労働新聞は、金日成総合大学の教員や研究者が入居したと報じているが、情報筋によるとこれはごく一部に過ぎない上に、入居したのは太陽宮殿からは最も離れたところにある建物だ。