北朝鮮の昨年1年間の貿易に占める中国への依存度が9割を超えたことがわかった。国際社会による、対北朝鮮制裁の強化が原因と思われる。
世界貿易機関(WTO)の国際貿易センター(ITC)によると、2016年の北朝鮮の貿易総額は60億2000万ドル(約6615億3800万円)で、輸出は28億3000万ドル(約3109億8900万円)、輸入は31億9000万ドル(約3505億4900万円)だった。このうち、中朝貿易額は55億1000万ドル(約6054億9400万円)で、全体の91.5%に達した。
一方、韓国貿易協会が、中国税関総署の資料を参考に集計したところによると、昨年4月から10月までの中朝貿易額は34億2000万ドル(約3758億2400万円)で、前年同期比で約3%増加した。