中国の商務省は先月20日、北朝鮮産の石炭の輸入を全面的に停止する措置を取ったが、これは国連安全保障理事会が定めた石炭輸入量の上限を超過したため、超えた量を繰り越しての措置ではないかとの見方が示された。
韓国の外交省の当局者は、韓国メディアからの質問に、中国が公式に認めたわけではないとしつつも「中国は昨年12月、1億8300ドル相当の北朝鮮産石炭を輸入したが、国連安保理の対北朝鮮制裁決議2321号が定めた上限額の1億3000万ドルを超えたため、超過分を繰り越して計算しているのではないか」と述べた。
中国外務省の報道官も「安保理決議の履行に疑いの余地はない」と述べているが、韓国側と接触したすべての中国高官が「制裁の誠実な履行を決心していた」と、この当局者は説明している。