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「あの中にはディーゼル油が入っているに違いない」

そう思ったある現地住民が、夜中に操車場に忍び込み、タンクの蓋を開けた。

翌朝、市内の空には黄色い雲のようなものが浮かんでいた。何気なくその下を通りかかった人が次から次へと倒れた。

当時、北朝鮮に住んでいて、事故の翌日に順川に入ったデイリーNKのチェ・ソンミン記者は、その惨状を目撃していた。順川市内の病院はもちろんのこと、隣の平城(ピョンソン)市の病院まで、足の踏み場もないほど患者で溢れかえった。中には平壌まで搬送された人もいた。