結局、数百人が死亡し、数千人が負傷した。当局はこの事故のことをひた隠しにした。タンクの中身や黄色い雲の正体は、今に至るまでわかっていない。

北韓戦略情報サービスセンターのイ・ユンゴル代表が2011年に韓国の週刊誌、時事ジャーナルに語ったところによると、市内の順川石灰窒素肥料工場の「日用職場」(軍需品生産部署)ではシアン化水素(青酸化合物)が製造されている。

これはナチス・ドイツがユダヤ人虐殺に使った猛毒の物質だ。しかし、密閉されていない空間ではすぐに飛散してしまう特性を持つため、順川の事故の原因は、別の物質だったとも考えられる。

(参考記事:死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」