また、韓国のノンバンクのネットワークに侵入し、盗み出した顧客リストを元に、多重債務者にアプローチする闇金業にも加担していた。また、使い終わったリストは、中国企業に売り渡していた。
情報筋は、IT関係者が脱北を試みた動機はカネだったと語る。
彼らを雇用していた中国のIT企業は、莫大な利益を上げていたが、技術者にはわずかな給料しか渡していなかった。ノンバンクから盗み出した顧客リストを別の中国企業に売り払ったのは、このIT企業ではなく、技術者たちで、収入を得るためだったという。
薄給にあえぐIT技術者に目をつけたのが、韓国の国家情報院の要員だ。