北朝鮮の労働新聞は3日、日本の防衛省が通信衛星「きらめき2号」を搭載したH2Aロケット32号機を打ち上げたことに対して、「人類共同の富である宇宙空間を不純な目的の実現に悪用する日本こそ、世界の糾弾を受けるべき犯罪国家だ」と非難する署名入りの論評を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。

論評は、「問題はわれわれが平和的目的の衛星を打ち上げるたびに、それほど青筋を立てて無様に振る舞っていた米国とその追随勢力、有象無象が今回は一言も言えずにいることだ」と指摘。

また、「国連安保理は朝鮮の衛星打ち上げを巡ってどうのこうのと論じる資格も名文もない」と強調した。

さらに、「われわれの衛星の打ち上げが国と民族の繁栄、人類の文明発展と科学技術的進歩に寄与する正義の事業として正々堂々たるものであり、誰かの中傷の種になりえない」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 朝鮮の衛星打ち上げは誰かの中傷の種になりえない

【平壌2月3日発朝鮮中央通信】日本防衛省が鹿児島県で軍事通信衛星を搭載したH2Aロケットを発射した。衛星は「自衛隊」の各部隊に対する指揮統制と情報共有に利用されるという。

3日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、人間の福利と文明発展を目指して平和的に利用されるべき人類共同の富である宇宙空間を不純な目的の実現に悪用する日本こそ、世界の糾弾を受けるべき犯罪国家だと主張した。

同紙は、問題はわれわれが平和的目的の衛星を打ち上げるたびに、それほど青筋を立てて無様に振る舞っていた米国とその追随勢力、有象無象が今回は一言も言えずにいることだと暴いた。

また、われわれの平和的衛星の打ち上げを問題視して対朝鮮「制裁決議」をつくり出した国連安保理の不公正な行為についても暴いた。

国連安保理は朝鮮の衛星打ち上げを巡ってどうのこうのと論じる資格も名文もないとし、次のように強調した。

今回、米国とその追随勢力の行動から、われわれが再度確信するようになることがある。それは、われわれの衛星の打ち上げが国と民族の繁栄、人類の文明発展と科学技術的進歩に寄与する正義の事業として正々堂々たるものであり、誰かの中傷の種になりえないということである。

また、われわれの宇宙征服の道が科学探究の道である前に革命の道、自主の道であり、われわれから平和と自主権を奪おうとする敵対勢力との熾(し)烈な闘争の中で開拓されるということである。

民族の尊厳と自尊心をかけて行う重大事である宇宙開発において最先端を突破しようとするのは、われわれの確固たる決心、意志である。

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