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昨年1月には、北朝鮮の医師がハーバリスト(伝統医学の医師)と共謀して、「量子共鳴磁場分析器」(Quantum Resonance Magnetic Analyzer、QRMA)なる機器を利用し、患者の「診察」を行った上で、高価な薬を売りつけた。これに対して、タンザニア当局は取り締まりに乗り出し、北朝鮮系のクリニックに対して閉鎖命令を下した。

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また、ひどい咳に悩まされていた19歳の青年が、北朝鮮系クリニックでお灸とカッピング(吸い玉)療法を施され、正体不明の北朝鮮製の薬を処方された。しかし、病状は一向によくならず別の病院に行ったところ、結核と診断されたという。青年の父親は激怒し、このクリニックを告訴する方針だと伝えられている。

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悪評にもかかわらず、北朝鮮から医師を招く背景には、タンザニアが深刻な医師不足に陥っていることがある。