与正氏がまだ20代の若さであることを踏まえれば、確かに、テ氏の見解は自然なものであるとの印象を受ける。また、与正氏が兄の視察などに頻繁に同行していることについて同氏は、「まだ若いので、メディアの注目を集めたかったのではないか」と述べている。
つまりは「目立ちたがり屋さん」であるということだ。正恩氏も、自分のヘンな写真までを次々公開するほど目立ちたがりだが、この兄にしてこの妹あり、といったところか。
(参考記事:金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか)とはいえ、与正氏が北朝鮮において、特別な存在であることに変わりはない。日本の大阪にルーツがある正恩氏に対しては、北朝鮮幹部らも陰で「ニセモノ説」を囁いていると言われる。
(参考記事:金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈)正恩氏が本当に心を許せるのは、血を分け合った兄妹しかいないのである。