北朝鮮人権用語集の発刊
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面この報告書を補完する一冊の本が今月5日、韓国で発行された。韓国の国家機関・国家人権委員会がまとめた「北韓(北朝鮮)人権用語集」がそれだ。先に挙げたような人権侵害にまつわる549にのぼる単語を英語・韓国語で整理し、用語による混乱が無いようにした優れものだ。
ちなみに、用語集によれば、「集結所」は「脱北者をはじめ、出身地域以外の場所で逮捕された住民を臨時で拘禁する施設」であり、「労働鍛錬隊」は「刑法に基づき犯罪者を強制労働させるための刑罰」とする。「労働教化所」は「一般的な国家における懲役刑と非常に類似している(刑務所)」と分かりやすく説明する。
先の報告書と合わせ、英語で資料が出そろったことになる。世界中で北朝鮮政府による人権侵害の情報が共有される大きな一歩となることが予想される。