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「以前は高速道路や観光道路での強盗行為はとても珍しかったのだが、最近では続けざまに発生し、人々に不安を与えている。こうした犯罪行為を放置する場合、人民の生命と財産に危害となるばかりでなく、国家の対外的な印象まで悪くすることもあるため、萌芽の段階で踏みつぶさなければならない」。とても簡潔で厳しい内容だ。

そして文書の最終部分で「対策的意見」と称し、「党組織と勤労団体組織、人民政権機関において、住民と労働者に対する教養と統制を強化し、高速道路と観光道路をはじめとする重要道路において強盗行為が起きないようにします」と結ぶ。これは今回の「方針」に対する現場の総括だ。

これにて最高指導者の「方針」が地方の党組織に伝達されたことになる。さらにこの内容を、党のイルクン(職員)たちが、人民班会議や職場の教養の時間などで住民に説明することで、金正恩氏の「方針」が全国津々浦々に伝わるのである。