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ビニール膜、種、苗木など、温室栽培に必要なものはすべて市場で手に入る。水だけは、井戸や水路を掘って自力で調達する。

ハウス栽培は、種や苗木を植えさえすればいいというものではない。イチゴは、きめ細やかな水の管理が必要だ。怠るとすぐに収穫量が減ってしまう。そこで、噴霧器を使ってイチゴの葉1枚1枚丁寧に水をかける。冬場にはビニールハウス内で寝泊まりすることすらあるという。

農業の知識がない人でも、スマートフォンさえあればなんとかなる。北朝鮮製のスマートフォン「平壌」には、朝鮮大百科事典のアプリが搭載されており、キュウリ、トマト、マクワウリなどの温室栽培の詳しい方法が掲載されているのだ。もちろん、農業経験の豊富な農民にはとてもかなわないが。