難民認定がすぐには得られなくても、審査期間が延長されるだけでも、意味ある進展、つまり認められるまでの時間稼ぎになると語るホン氏。今まで、韓国を経て米国にやって来た脱北者15人の難民資格を勝ち取ったが、まだ10数人が審査状態に置かれている。
UNHCRによると、全世界で難民資格を得た脱北者は2015年末で1103人、審査中の人を含めると1333人だ。
既に脱北した彼らが「不法移民」として米国から追放されれば、普通に考えれば韓国に強制送還されるだろう。しかし、北朝鮮から「米国は我々の公民を誘引・拉致した。自国民を返せ!」という主張が出てきてもおかしくはない。