こうした情報は国外からの短波ラジオなどを通じて北朝鮮内部の人々に伝えられ、さらに内部情報が国外に流出する。当局は被災地への訪問を禁止することで、海外メディアへ現地情報が流出入することをブロックしようとしているようだ。
厳しい統制は地域住民にも及び、当局に対して次のような不満の声が聞かれるという。
「住宅建設を期日までに無条件で終えよという、お上(金正恩党委員長)の指示が、手抜き工事を生んだ」
「指示貫徹のための速度戦で、やっつけ工事をしたせいなのに、なんでその責任を地元民に押し付けるんだ」
「家は建てても、食糧問題は後回しか」
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、地域住民は寒さに震えながら外部からやってきた人員を監視している保安員を見て「スパイは捕まえられないくせして、庶民はよく捕まえるもんだ」と嘲笑している。