加入者は2012年に100万人、2013年には200万人、2015年末には300万人に達したと言われている。しかし、北朝鮮が2011年に第2の携帯キャリアとして「強盛ネット」を設立し、競争が激化していた。
また、オラスコムが北朝鮮国内で上げた利益は、国外への持ち出しについて北朝鮮当局と折り合わず「塩漬け」の状態が続いている。オラスコムがコリョリンクの売却を進めているとの情報もある。
オラスコムのナギーブ・サウィリス会長は、上述の取締役会の当日に平壌を訪れたが、これについて「同社が北朝鮮で運営している携帯電話会社『コリョリンク』の処遇について、北朝鮮の高級幹部と最終的な意見調整を行なったのではないか」とする見方が出ている。
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