2012年頃から個人の参入が認められるようになったが、薬剤師の免許が必要だった。薬剤師は、薬品の専門知識は持っているが、資金力や商売のノウハウを持ち合わせていなかった。結果、薬品を確保できず経営が行き詰まってしまった。
薬剤師たちの競争力の無さに気づいた当局は、トンジュにも薬局経営を認める。情報筋は「当局は市場の機能を抑制しながら、薬剤師に薬局を経営させて上納金を得ようとしたが、うまくいかず、限界を感じたようだ」と述べる。
民間薬局は、薬剤師の資格がなくても経営できるが、その代わりに薬品管理所の品質監督を受け、利益の3割を上納することが条件だ。また、外国製の医薬品の取り扱いも認めており、消費者からは「値段は少し高いが、品数が豊富で、市場と違ってニセモノを掴まされる心配がない」と好評だという。