A氏の答えは単純なものだった。
「返済できず、雪ダルマ式に借り入れが増えています」
A氏の農場ではジャガイモを栽培していた。4人家族が3か月分の食糧として、トウモロコシ100キロを借りた場合、ジャガイモとしては最低2トンを返済しなければならない。ジャガイモを澱粉にすると、10分の1の200キロになるからだ。
だが、農場員に満足な分配が無いなか、2トンの余分があるはずもない。そもそも、それがあれば借り入れなどしない。
死ねないから生きている
結局、農場員はできる範囲で返済することになる。ジャガイモそのままではなく、澱粉として返済するのだが、その過程の努力も涙ぐましい。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面