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朴槿恵氏は、多感な少女時代を独裁者の娘として大統領府で過ごし、独特な性格をしていると評されることが多い。

与党セヌリ党の田麗玉(チョン・ヨオク)前国会議員は「朴槿恵は機嫌を損ねることや、悪口を言われることを絶対に許さない。彼女が許すのはただ一人、自分だけ」とその幼児性を強調する。

また、10月30日付けの中央日報「精神科医師が見る崔順実事態」という記事で同紙論説委員のイ・チョルホ記者は、精神科医の「朴大統領は自己愛(ナルシシズム)が過度に肥大している(中略)自己愛が余りにも強いと、甘い言葉にだまされ、うるさい忠告には腹を立てることになる。両親の悲劇的な逝去もすさまじいトラウマとなっているはずである。恐怖と裏切りに取り込まれるとパラノイド(妄想性パーソナリティ障害:過度の疑心暗鬼におちいり、恨みを持つこと)になりやすい」という分析を取り上げている。

崔氏一族はここに付け込んだのである。朴大統領は弟や妹の忠言にも耳を貸さなかった。