明らかにされている10人とは別途に、さらに3〜4人の北朝鮮労働者が、韓国領事館に亡命を申請したとKBSは報じている。今回の事件における脱北者は最高で14人にのぼる可能性がある。
また、この事件と関連し、労働者の管理監督を担っていた北朝鮮の責任者が、平壌に召喚されていたことが、デイリーNKの内部情報筋によって明らかにされた。
脱北した労働者らは「木蘭建設会社」に所属していた。同社の事情に精通した情報筋によると、現在社内は上を下への大騒ぎとなっている。
とりわけ、労働者を韓国領事館まで引き連れていったのが、作業グループのまとめ役である作業組長であることが判明したため、支配人と保衛指導員(副支配人クラスの秘密警察)が平壌に召喚された。