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当局は、約束を守らないだけでなく、農場員に「収穫したジャガイモでデンプンを作って供出せよ」との指示を下す。1キロのデンプンを作るには、10キロのジャガイモが必要となるため、農場員は大損だ。

慈江道の情報筋によると、「(中央の指示は)生産量とは関係なく、農場員1人あたり1日550グラムの食料を配給せよ」というもので、圃田担当制が完全に反故にされた形になったと伝えている。

当然のことながら、農民からは強い不満の声が上がっている。

北朝鮮は、1946年の土地改革法令を皮切りに段階的に農業の集団化を進め、1962年に完了した。ところが、働いても働かなくても得られる配給の量は同じだ。全ての収穫物を国に供出することを求められることも少なくない。当然、農場員のモチベーションは上がらない。