韓国の朴槿恵大統領は1日、陸海空軍本部がある忠清南道(チュンチョンナムド)鶏竜台(ケリョンデ)で開かれた「国軍の日」記念式典で祝辞を述べ、北朝鮮の挑発に対して「迅速かつ強力に反撃」できる態勢を整える必要性を強調した。

朴氏は、「北朝鮮の政権はわが国民に核を使用するとまで公言しており、今後も核兵器の高度化と小型化を推進し、さらなる核実験とミサイル挑発も放棄しない」だろうと指摘。北朝鮮が核・ミサイル開発を容易に諦めることはないとの認識を示した。

脱北も呼びかけ

その上で、「挑発の代価がどのようなものになるか、はっきりと知らしめるべき」としながら、北朝鮮にミサイル発射の兆候があれば先制攻撃して制圧する兵器体系「キルチェーン」や、韓国型ミサイル防衛(KAMD)、北朝鮮指導部を狙う大量反撃報復能力の整備推進を訴えた。

さらに、「北朝鮮地域で発生し得る偶発状況にも体系的に対応できる万端の準備を整えなければならない」などとして、エリート層の脱北などが続く北朝鮮の不安定な状況が、安保危機に発展し得るとの認識を示唆した。

また、北朝鮮の軍人と民間人に対しても、「人類普遍の価値である自由と民主、人権と福祉はみなさんも享受できる貴重な権利」「いつでも大韓民国の自由な地に来てほしい」と呼びかけた。

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