北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、米国が主張する「北朝鮮脅威」説が欺まんであると非難する論評を配信した。

論評は、米誌の寄稿文が「米国防長官が北朝鮮の核実験を『全国際社会に対する直接的な脅威』だと言ったのはきわめて愚かな主張」と批評したことを引用しながら「世界で最初に核兵器を手にした時から米国は、それを他国に対する威嚇と恐喝、侵略と戦争の基本手段にしてきた」と指摘。

また「われわれが核兵器化の最高の段階である核弾頭爆発実験を断行し、国家核戦力完成の最終関門を通過するようになったのも、実際には米国の対朝鮮圧殺策動を徹底的に粉砕するためである」と強調した。

さらに「こんにちも世界を絶えざる戦乱と動乱の中に追い込んでいる平和の撹乱者、国際社会の本当の敵はほかならぬ米国である」と、米国を非難した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

国際社会の敵は米国だ 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月26日発朝鮮中央通信】米国がけん伝している「北朝鮮脅威」説の欺まん性が、引き続きさらけ出されている。

先日、米国のケイト研究所上級研究員が米誌「ナショナル・インタレスト」に発表した「北朝鮮は自分の標的が誰なのかを正確に知っている」と題する寄稿文でこれについて暴いた。

記事で彼は、最近、米国防長官が北朝鮮の核実験を「全国際社会に対する直接的な脅威」だと言ったのはきわめて愚かな主張であり、米国が唱える「国際社会」とはまさに米国がつくり出した空想的な表現にすぎないと批評した。

自分らの対朝鮮圧殺政策実現のために途方もない「脅威」説を流す米国の腹黒い下心を暴露した公正な評である。

米国が、われわれが「国際社会を脅威」するとけん伝するのは、言語道断である。

わが共和国はこれまで誰かを侵略したことも、脅かしたこともない真の平和愛好国家である。

公正な国際社会がわれわれの「脅威」を受けなければならない理由はなく、われわれが「脅威」を加えなければならない必要性はさらに存在しない。

万一、われわれにとって百倍、千倍の恐怖と戦慄を与え、最後の決着をつけなければならない対象があるならば、それはまさに朝鮮民族の百年来の敵、現朝鮮半島と世界平和の破壊者、蹂躙(じゅうりん)者の米国である。

世界で最初に核兵器を手にした時から米国は、それを他国に対する威嚇と恐喝、侵略と戦争の基本手段にしてきた。

核のこん棒を対朝鮮戦略の柱の一つに決め付けた米国は、世紀を継いでわれわれに対する核威嚇と恐喝を絶えず強行してきた。

世界最初の核戦犯国である米国の横暴非道な対朝鮮核戦争政策とその脅威に対処して、わが共和国は民族の自主権と生存権、地域の安全を守るためにやむを得ず強力な核抑止力を保有せざるを得なくなった。

こんにち、われわれが核兵器化の最高の段階である核弾頭爆発実験を断行し、国家核戦力完成の最終関門を通過するようになったのも、実際には米国の対朝鮮圧殺策動を徹底的に粉砕するためである。

われわれの核保有によって、米国が核を握ってわれわれを威嚇、恐喝していた時代は永遠に終息した。

今や、米国がわれわれにとってこれ以上の脅威と恐怖の存在ではなく、かえってわれわれが米国にとって最大の脅威と恐怖となっていることをわれわれは隠さない。

世人が公認しているように、こんにちも世界を絶えざる戦乱と動乱の中に追い込んでいる平和の撹乱者、国際社会の本当の敵はほかならぬ米国である。

われわれの標的も、まさに米国である。

正義の核で暴悪な核の運命を完全に終わらせるのは、わが軍隊と人民の確固不動の意志である。

米国がわれわれの無慈悲な核の洗礼を願わないなら、時代錯誤の対朝鮮敵視政策から一日も早く脱するのが賢明な選択になるであろう。

    関連記事