北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が、ベネズエラのマルガリータ島で17日に開幕した非同盟諸国会議第17回首脳会議で演説し、「国連などで非同盟運動の組織力と行動能力を強めるべき」などと主張した。朝鮮中央通信が伝えた。
金氏は演説で、「巨大な人的・物的資源を持っている非同盟運動が国際舞台で当然な地位と発言権を持てずにおり、数カ国の列強の専横と横暴に団結した力で立ち向かえていない」と指摘。
北朝鮮はそうした教訓から自衛のための核武装を選択したとして、核兵器開発を正当化した。
さらに、米国は北朝鮮が「核強国」となった現実を受け入れ、「対朝鮮敵視政策を撤回し、平和協定を締結する道に出なければならない」と主張している。