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元々はカジノも擁する北朝鮮随一の経済特区・羅先(ラソン)特別市内で、中国人観光客向けに行われていた商売であったが、爆発的な評判を呼んだことから、国内の大都市への展開を始めたもようだ。当局の取締りを避けるため、女性たちは貿易会社のマッサージ屋で働く美容師やリハビリ補助士として登録されている。

客層は「トンジュ(金主)」と呼ばれる新興富裕層の男女の他に、昔からやりたい放題に慣れている党や企業所の幹部など権力者層も多く訪れる。このことからも、彼らの庇護の下で売春業が行われていることが分かる。

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長い経済難が続き女性のための満足な職場も無く、近年では資本主義化が進む中で貧富の格差が拡大したこともあり、北朝鮮で売春は女性の収入源の一つとして、ここ数年とみに活性化してきた。今回のA氏の報告からは、これまで個人を中心に行われていた売春が組織化されている様子が垣間見える。