北朝鮮による第5次核実験の衝撃がさめやらぬ中、韓国国防省は12日、北朝鮮が新たな実験に向けた準備を完了したと報じた。実験のスケジュールを予測するのは極めて困難だが、金正恩氏は核兵器の実戦配備に向けて、まっしぐらに突き進んでおり、遅かれ早かれ実験は行われるだろう。
北朝鮮が核兵器を実戦配備すれば、日米韓のみならず東アジアのみならず、しいては世界の脅威となることは疑いようがない。一方、核実験によって、北朝鮮の一部地域が深刻な「放射能汚染」に見舞われていることは見過ごされがちだ。
ウラン鉱山で被ばくの恐怖
韓国統一省は12日、北朝鮮の核実験場がある咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡に住んでいた脱北者を対象に、核実験による人体への影響を調査する案を検討しているという。