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きっかけは、同地出身の脱北者らが、様々な病気に苦しんでいるという韓国NGOの発表だが、この問題は今にはじまったことではない。

既に2013年の時点で、北朝鮮のウラン鉱山で働く労働者の平均寿命がその他の地域に比べ著しく短く、さらに、放射能汚染による奇形児の出産も多発していると内部情報筋が証言していた。

(参考記事:北朝鮮、ウラン鉱山近辺で深刻な放射能汚染

統一省は、NGOの発表に対して「相当な信ぴょう性があると判断される。今後、追跡調査などの活動を行う」と述べている。

政治犯が強制被ばく労働

韓国在住の脱北者の被ばく問題はさておき、5回に及ぶ核実験によって、実験場周辺が放射能で汚染されていることは疑いようがない。汚染どころか、核施設では、政治犯が被ばく労働を強いられているという情報すらある。

(参考記事:北朝鮮、核施設で「強制被曝労働」させられる政治犯たち)

日本からすれば、北朝鮮の放射能汚染は自業自得の関係のない話と思われがちだが、決して他人事ではない。