北朝鮮の朝鮮人民軍に、「ダーティー・ボム(汚い爆弾)」部隊が新設された模様だと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

ダーティー・ボムとは、核分裂などのエネルギーで物体を破壊する兵器とは異なり、放射性物質の詰まった容器を爆発させて周囲にまき散らし、環境を汚染するものだ。高度な技術を必要とせず、核爆弾と比べ放射能汚染が長期間続くことなどから、「貧者の核兵器」とも呼ばれる。

破壊力よりは心理的な恐怖を与える部分が大きく、核テロリズムの道具といえるだろう。相次ぐ脱北事件の報復として、韓国人を対象にしたテロ団を海外に派遣したとも伝えられる金正恩党委員長ならば、いかにも目をつけそうなシロモノだ。

(参考記事:脱北には「拉致」で報復か…金正恩氏「テロ団」を派遣

謎の「核リュック部隊」

2013年と2015年に行われた北朝鮮の軍事パレードでは、放射性物質を示すマークが付いたリュックサックを持って行進する兵士が登場。