HOME > インテリジェンス > 相次ぐ外交官の脱北が金正恩体制の「空洞化」を引き寄せる 2016年08月30日 | 脱北 たとえるなら、国のために決死の戦いに出ようとする兵士たちに、「ちょっとその前に泥棒をやって稼いで来い」と言っているようなものだ。 そしてさらには、そこに恐怖政治が重なる。正恩氏の言う通りに泥棒をしなければ、拷問されて殺されてしまうのである。 これではどんな人間だって、持ち場を投げ出したくなって当たり前だ。 北朝鮮の外交部門はこれから、急速に人材難に陥る可能性がある。 恐怖政治の逆効果 金王朝は、在外公館からの上納金を蕩尽することに慣れ切っている。もはや、それなしではやって行けないはずだ。 345