たとえるなら、国のために決死の戦いに出ようとする兵士たちに、「ちょっとその前に泥棒をやって稼いで来い」と言っているようなものだ。
そしてさらには、そこに恐怖政治が重なる。正恩氏の言う通りに泥棒をしなければ、拷問されて殺されてしまうのである。
これではどんな人間だって、持ち場を投げ出したくなって当たり前だ。
北朝鮮の外交部門はこれから、急速に人材難に陥る可能性がある。
恐怖政治の逆効果
金王朝は、在外公館からの上納金を蕩尽することに慣れ切っている。もはや、それなしではやって行けないはずだ。
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