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また、事故現場は高原の中心市街地からさほど遠くないにもかかわらず、救援活動が遅れたため、死者が増える結果となった。その責任を問われ、高原分局のすべての担当者が免職となり、教化所(刑務所)に収監された。

三合でデイリーNK取材チームとインタビューした会寧(フェリョン)鉄道隊で線路の補修を担当しているチェ・ギリョンさん(42、仮名)は「電力の問題が事故の原因」と語った。

「停電が頻繁に起こり、時刻が守れなかったことが事故の最大の原因。高原駅を出発したが、停電のため止まっていた貨物列車に、旅客列車が衝突した可能性がある」

脱線多発の原因

北朝鮮の鉄道事故は、154人が亡くなった2004年4月の龍川(リョンチョン)駅爆発事故を除いては、一切公表されることはないが、実際はかなりの頻度で起きていると言われている。その多くが旅客列車だ。