スパイにさせられた人は、監視対象となった人と親しく付き合いつつ、一挙手一投足を監視し、何か動きがあればすぐに報告する。「カネに困っているなら、韓国に住む家族に無心すればいい」などと、通話を誘導する手法を使っているという。
道内の会寧(フェリョン)市では、中国キャリアの携帯電話で韓国に住む家族と通話していた50代女性が、保衛部に逮捕されそうになったことがあった。それを密告したのは、この女性と非常に親しく付き合っていた近所に住む女性であることが判明し、市民の間に衝撃が広がっている。
疑心暗鬼に陥った人々は「当局は『内部紊乱を助長する』などという理由で、海外との通話を取り締まっているが、むしろ当局が内部紊乱を煽っている」などと非難している。