北朝鮮の朝鮮中央通信社は16日、論評を通じて韓国が米軍の最新鋭高高度迎撃システム(THAAD 〈サード〉)の配置を決定したことを非難した。
論評は、「米国の『THAAD』配置策動は、地域の戦略的バランスを破壊し、直接的には中国とロシアを軍事的に制圧するためのものとして、アジア太平洋地域に新たな冷戦をもたらす危険極まりない軍事的動きである」と指摘。
そのうえで「最先端の攻撃的な打撃手段を十分に保有しているわが軍隊は、『THAAD』によって朝鮮半島が諸大国の力の対決場、新たな世界大戦の発火点になるまでそのまま放任しないであろう」と主張した。
朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。