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ところが、今では状況が見違えるように改善した。2011年6月に、切符の購入に当たって身分証明書の提示が求められる「実名制」が導入され、ダフ屋や横流しが概ね排除されたからだ。さらに、鉄道の路線数も列車の運行本数も大幅に増え、ネット予約など、購入方法も多様化したことで、かつてのような苦労をしなくても鉄道の切符が買えるようになっている。

一方の北朝鮮だが、中国とは違い、それだけのインフラを整備する意志もなければ経済的な余裕もない。幹部とダフ屋の横行は当面なくなりそうにないようだ。