北朝鮮で、5月に行われた朝鮮労働党第7回大会直前から、電力事情が改善しているようだ。平壌や元山(ウォンサン)ではほぼ丸一日、咸興(ハムン)、清津(チョンジン)などの地方の大都市、中小都市でも、1日に5時間以上電気が供給されるようになりつつあるという。
改善に伴い、鉄道運行も正常化へ向かっている。その一方で、鉄道運賃が突如10倍に値上げされ、庶民の家計を直撃していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
元山の情報筋によると、運賃の値上げが行われたのは7月1日。咸興から恵山(ヘサン)までの公式運賃が、800北朝鮮ウォン(約10.4円)から8000ウォン(約104円)に10倍値上げされた。