北朝鮮の農作物の生育状況が良好であることが明らかになった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、大雨や病虫害などの被害がなければ、豊作が期待できるという。
RFAの両江道(リャンガンド)の農業関係者は、「今年は化学肥料が潤沢に供給されている。下肥(人間の糞尿から作った肥料)も必要ない」と語った。
化学肥料の生産が順調な理由は、昨年輸入した原油を原料に、興南肥料連合企業所、2.8ビナロン工場などで130万トン以上が生産できたからだ。北朝鮮で1年間に必要な肥料の量は155万トン。つまり、ほとんどを国内生産でまかなえる計算だ。