国際社会の経済制裁により、外貨不足に陥っている北朝鮮だが、韓国在住の脱北者が送る外貨、いわば「仕送り」に頼る北朝鮮庶民は少なくない。
米国務省が2014年に発表した報告書によると、脱北者が北朝鮮の家族に送金する額は、少なくとも1000万ドル(約10億2000万円)に達することが明らかになった。
「送金を取り締まるな」
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の住民と連絡を取っているある脱北者は、別の脱北者と共同でブローカーを通じて北朝鮮の家族に送金しているが、その額は一ヶ月あたり2000ドル(約20万4000円)にもなるという。