咸鏡北道(ハムギョンブクト)の茂山(ムサン)と会寧(フェリョン)の保衛部(秘密警察)は今年3月、送金ブローカー数人を逮捕した。
中国の吉林省延吉市滞在中に、この事実を知った北朝鮮の送金ブローカーのキムさんは、身の危険を感じ、着の身着のままで韓国へと向かった。ところが、急な脱北だったため、自宅をほったらかしにしたままになったことが問題を引き起こす。
保衛部はキムさんの茂山の自宅を家宅捜索。送金した韓国の脱北者、受け取った北朝鮮の家族の個人情報が書かれた帳簿を押収したという。それに基づき、600人以上が連行され、取り調べを受ける大事件へと発展した。