HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 日本の安全のためには金正恩氏に「退場」してもらうしかない 2016年06月26日 | ミサイル 残念なことに、国会における安保法案の審議の過程では、これがどのように北朝鮮情勢に作用し、どのような理屈で北朝鮮の脅威を抑え込むことになるのかといったような、具体的な議論はほとんど交わされなかった。 それなのに、ただ漠然と「集団的自衛権の行使を可能にして米軍との関係を深めれば、北朝鮮も迂闊に手出しできないだろう」と構えるのは、日本にとってむしろ危険かも知れない。 北朝鮮情勢と日本の防衛を考える上で、安保法と並んで重要なのが、昨年4月に日本政府と米国が合意した防衛協力指針(ガイドライン)だ。 123