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北朝鮮の金正恩党委員長は今年3月、平壌市内東部の大規模マンション団地「黎明通り」の建設計画をぶちあげた。当局は早速工事を始めたが、建設資金が足りないため、住民から「募金」の名目で強制徴収している。

現地からは「不動産バブル」の崩壊も伝えられ、建設事業のいっそうの混迷も予想される。

平壌のデイリーNK内部情報筋によると、大増産キャンペーン「200日戦闘」の開始が宣言されて以来、平壌市内では「黎明通りの建設を物心両面で支援しよう」との宣伝が繰り返されている。

「まるで封建時代」

住民を対象とした政治講演会では「黎明通りは将軍様(金正恩氏)がお国の発展のために科学者に贈られるものだ、首都の市民は先頭に立って忠誠心を捧げなければならない」などと、建設への積極的な参加が呼びかけられている。