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だが、むしろ驚くべきは、もはやこんなニュースが大きく取り扱われなくなってしまった現状の方かもしれない。

1993年、北朝鮮が初めて中距離弾道ミサイル・ノドンを試射したときの大騒ぎは今も思い出される。第1次核危機が始まっていたこともあり、日本政府は北朝鮮のミサイル開発を直接の安保危機と認識。公安警察は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対する捜査マニュアルを極秘裏に作成し、「600億円送金説」の解明に突き進んだ。

(参考記事:警察庁「対総連捜査マニュアル」はいかにして作られたのか…時代背景と「600億円送金説」

しかし当時と比べると、日本や国際社会の世論は、北朝鮮の核開発やミサイルにすっかり慣れてしまったようにも見える。