北朝鮮では、毎年春と秋に、農村に大量の都市住民を送り込み、農作業を手伝わせる 「農村支援戦闘」が行われてきた。一般の人々にとっては、上から言われるので仕方なしに行く年中行事である。

ところがこの「農村支援戦闘」に、今年は希望者が殺到しているという。その理由を米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が探った。

北朝鮮当局は、今年700万トンの穀物を生産する目標を立てた。それを達成するため、例年のように都会から多くの人々が農村へ送り込まれているが、今年からこのやり方が変わった。両江道(リャンガンド)の情報筋によると、誰彼なく送り込むのではなく、国営企業の余剰人員をあてる形になったのだ。

数カ月の泊まり込みなのに

恵山(ヘサン)市では、編機、被服、鋼鉄、靴の各工場は中国との合弁で儲かっているが、それ以外の8割の工場は原材料がなく、生産がストップし、従業員は仕事が全くない状況だ。そこで「従業員の4割を農村支援に送り込め」という指示が下された。

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