趣味や娯楽のためにネットを見ることは許されていない。その理由について、「IPアドレスが一つしかなく、外国人の教授と北朝鮮人の教員、大学院生が使おうとするため余裕がないからだ」とパク名誉学長は説明した。
また、遮断されているウェブサイトも存在するが、学生たちはそもそもそのようなサイトにはアクセスしようとせず、アクセスしたサイトが問題になったこともないと述べた。
同大学の他に、金日成総合大学と金策工業大学が、大学院生にインターネットを使える設備を準備しているが、今のところ、いつ実現するかはわからないという。
メアドを「共有」
同大学では、2010年の開校当初からインターネットにアクセスできたが、その対象は大学院生に限られていた。しかし、学部生の卒業論文作成が難しい事情を理解してほしいと、大学側が当局に陳情。その結果、論文作成2ヶ月前からは学部生の使用が許可されることとなった。