朝鮮労働党第7回大会に際して、北朝鮮歌謡「われら幸せうたう」(原題:この世に羨むものはない)に、金日成賞、金正日賞が授与された。

最高人民会議の常務委員会は、受賞を祝う声明でこの曲について「若さで躍動、飛躍する偉大なる金正恩時代を感じさせる、我が人民が愛する全人民的歌謡」などと表現した。あたかも新曲のように思えるが、実はこの歌、1961年に発表された「懐メロ」だ。

1961年といえば、日本ではフランク永井の「君恋し」、石原裕次郎・牧村旬子の「銀座の恋の物語」、村田英雄の「王将」がヒットしていた年だ。半世紀以上前に発表された懐メロに、金正恩政権が賞を与えたのにはそれなりの訳がある。